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【競技構造 × 身体操作】なぜ“その競技”には“このトレーニング”が必要なのか?|動きの本質から考える


目次

はじめに

「この競技にはこのトレーニングが効くって聞いたけど、本当なの?」
「他の人と同じメニューで伸びてる気がしない…」

そんな疑問、持ったことありませんか?

実は、トレーニングの選び方には
“競技構造を理解する”という視点が欠かせません。

これを知らずに闇雲にトレーニングしても、
なかなか思うように結果は出ません。


なぜ“競技構造”を理解しないと意味がないのか?

同じ「走る」「飛ぶ」「止まる」でも、
競技によって求められる動き・タイミング・精度はまったく違います。

でも多くの選手が、どの競技でも同じように
「体幹トレ」「スクワット」「プライオメトリクス」をやってしまっている。

その結果、

  • 頑張ってるのに伸びない
  • 怪我を繰り返す
  • 動きが洗練されていかない

こうした“もったいない現象”が起きてしまうんです。


トレーニングを選ぶ前に見るべき「競技構造」とは?

僕が実際にトレーニングメニューを考える時に見ているのは、こんな視点です。

✅ ① どういう動作が中心か

→ 直線?方向転換?ジャンプ?投げる?接触?空中?
→ どんな動きが繰り返される競技かを整理

✅ ② 接地や切り返しの質

→ どのタイミングで力を吸収・発揮しているか
→ 身体への“負荷のかかり方”に注目

✅ ③ 主に使うエネルギー系

→ 瞬発系?持久系?反応速度?反復性?
→ どの時間帯・場面でエネルギーが必要か

✅ ④ 外的環境への対応

→ 相手の動き?ボール?空間認知?
→ 予測や反応、身体の微調整が必要な場面の有無

こうした競技構造をしっかり理解することで、
はじめて「その競技に必要な身体操作」が見えてくるんです。


競技によって“動作の本質”は違う

たとえば――

  • サッカーのDFは「減速+切り返し+空間把握」のコンビネーションが命。
  • 長距離走では「リラックスした反復運動」と「上下動のコントロール」が重要。
  • バレーボールなら「素早い上下移動」と「空中姿勢の安定」が勝負の分かれ目。

このように、競技ごとに「必要な操作」は明確に違います。

それを無視して
“とりあえず体幹”
“とりあえずジャンプ”
…では、本当に必要な動作が鍛えられません。


まとめ:競技に必要な“動きを見極める力”を持とう

今後、競技別の記事を出していくにあたって、
「なぜこの競技にはこのトレーニングが必要なのか?」という視点を大切にしていきます。

ただトレーニングを紹介するだけじゃなく、
その競技に必要な“身体操作の質”を言語化・可視化していくことで、
あなた自身が「自分に本当に必要な動き」に気づけるようにしたいと思っています。


次回からは…

各競技ごとに、
👉 身体操作
👉 トレーニング選択の考え方
👉 動きのクセと修正アプローチ

などを掘り下げていきます!

お楽しみに!

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