「力を入れすぎて動きがバラバラになる」
「筋トレでは出せる力が、プレーになると出しにくい」
そんな悩みを抱えているアスリートは、力の抜き方に原因があるかもしれません。
今回は、現場で実際に使っている“脱力と感覚入力”のウォームアップを3つ紹介します。
トレーニングの前にも、試合前にも使える内容です!
目次
なぜ「脱力」がパフォーマンスを変えるのか?
力みは、動きにブレーキをかけるだけでなく、本来使いたい筋肉を邪魔します。
「頑張ってるのに出力が出ない」「動きが重い」原因の多くはここ。
だからこそ、まずは“力を抜ける身体”をつくることが大前提。
そのために必要なのが「脱力+感覚入力」のウォームアップ。
感覚入力って何?
感覚入力とは、身体に“こう動かすんだよ”と気づかせる刺激を入れること。
つまり、“脳と身体の連携を高める作業”。
筋トレの前にこれを入れることで、動きやすさ・スムーズさが一気に変わります。
🔻脱力ウォームアップ3選
① 肩落とし(+息を吐きながら)
やり方
- どこにも力みがない状態で立つ
- 両肩を思い切りすくめる
- 息を吐きながら、肩の力を全部抜きストンと落とす
ポイント
- 肩に力を入れる⇨抜くのメリハリをつける
- 呼吸に合わせて“脱力”を意識する
② 足指グーパー感覚入力
やり方
- 床に立ち、足裏をしっかり感じる
- 足指でグー→パーを10回ずつ
- その後、軽くその場でジャンプして“接地の感覚”を確認
ポイント
- 足裏で“床をつかむ”感覚をつかむ
- やり終えたあとの「軽さ」に注目
- 母趾球、小趾球、踵の三点で支持
③ 軽くジャンプ → ぬるっと着地(“抜け感”トレ)
やり方
- その場で軽くジャンプ(30%くらいの力で)
- 着地時に“ふわっ”と吸収するイメージで止まる
ポイント
- 脱力して“柔らかく止まる”感覚を意識
- 腕、上半身の力は最大限脱力
- 接地音が静かならOK
まとめ:トレーニング前に「力を抜ける」状態をつくれ!
いきなり動くんじゃなくて、
“動きやすい身体の状態”をつくるのが、真のウォームアップ。
脱力はスキルです。
そして、感覚は鍛えられます。
最後に
“頑張ってるのに結果が出ない”を抜け出すために、
まずは一度、「抜ける感覚」を体験してみてください。
毎日の積み重ねが、動きの質を変えます。
あなたの競技人生を変える1歩になれば嬉しいです!